1stアルバム「パグスの遭遇体験」に収録されている新曲「電影」のMusic Videoを10月に公開しました。
公開から2週間で1万再生を超え、たくさんの方にご覧いただけてとても嬉しいです。
改めて、今回のMVについて、Dr.の追立からのコメントを掲載します。
ふむふむと読みつつ、またMVも楽しんでいただけたら幸いです。
「電影」MV制作を振り返って
puggsを結成してからなんとなくメンバー全員が意識していたことは、
どこか捻くれていたい。ちょっと気持ち悪さが欲しい。でもポップではありたい。心地よくもありたい。
みたいなものがあると思っています。
Vo. & Gt.のマエダ的に言うと、
「アバンギャルドになって戻ってくるから、アーバンシティにも焦がれるけど切り離せない」(cf.「レトロモダン」)
ですかね。僕はこの歌詞が大好きです。
それは、マエダとDr.のオイタテに限らず、新しく加入したBa.のオノモエキにもその心持ちがあって、僕がモエキをpuggsに誘った理由の一つも、そこにある気がします。
もちろん、リリースした曲にもその ”捻くれポップス” を詰め込んでいるのですが、
今回のアルバム制作に関わっていただいたアーティスト、デザイナー、そして映像作家の全員が、見事にそれを汲み取ってくれて、完璧なバランスで作品を仕上げてくれました。
MVを制作していただいた朝倉太郎さんと初めてお会いしたとき、
「冒頭はマエダくんがシャチの浮き輪の空気を抜いてるシーンから始めたいです」
と言われて、僕だけ「めっちゃいいですね!!」って言ったのを覚えています。笑
当初の予定通りマエダがシャチの空気を抜くシーンから始まり、軽快な場面展開で進んでいくこの作品は、どのカットもポップでキャッチーでありながら、まったく素通りできない違和感があって、またストーリー性もあるようでないし、ないようであるし、まさに僕らpuggsをそのまま映像にしたような作品です。
美術作家 田中功起さんの映像作品《Everything is Everything》のような、派手なカットや大きな出来事が起こらなくても、ずっと見ていられるような、そんな作品が好きで、太郎さんがはじめに参考として見せてくれたものも、まさにそのような映像だったので要望せずとも要望通りの作品を制作してくださいました。
根底にはアートの精神を持って、これからも捻くれポップでいたいと思います。
バンドとアルバムの総評みたいになってしまいましたが、
puggsの世界観を詰め込んだ電影のMVをぜひご覧ください。
puggs Dr. 追立大地
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